『 最近の記事 』

路地奥の町家リノベーション vol.1

若き物理学者と、とてもキュートな奥様からのご依頼で、この工事はスタートしました。

海外で出会い、イギリスの大学で共に学んで、これから京都で新婚生活をスタートされるお二人。

お二人から沢山の夢と御希望をお聞きしてプランを作成しました。

令和2年2月26日、解体から工事はスタートしました。

 

工事前の状況です。

 

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路地奥に佇む町家の様子。

 

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壁はプリント合板でリフォームされています。

『これ好きでない・・・』と、ご主人様。

 

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高い吹抜けと太い梁、また、“おくどさん”の煙で黒くなった土壁が往時の姿を留めています。

古いけれども時代を感じさせてくれる美しい部分だと思います。

vol.2へ続く・・・。

 

blogged by  松山一磨  &  人見裕之

長岡京市 昭和住宅を『町家へ改造計画!』 vol.4

引き続き、『長岡京 昭和住宅 町家改造計画』の続報です。

 

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2F寝室の天井を撤去すると大きな丸太梁が現れました。

天井を吹き抜けにして、この梁を生かしたいと思います。

 

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外壁に面した全ての壁に断熱材を隙間無く設置します。

 

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1Fの全床下にも断熱材を敷き込みます。

 

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柱と筋交い、柱と梁の接合部に金物を取付け、耐震補強を施していきます。

 

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リビング階段をリビングの中心に配置するために柱を移動。

それに伴い、梁補強をしました。

 

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リビングの中央に造った新たな階段です。

デザインの為に、下の三段が側面より見えるように設計しています。

※完成をお楽しみに!

 

 

着々と町家への改造計画⁉は進んでいきます。

次回へと続きます。

 

blogged by  松山一磨  &  人見裕之

長岡京市 昭和住宅を『町家へ改造計画!』 vol.3

 

引き続き、解体の様子をお伝えします。

 

 

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階段を解体撤去しました。

 

 

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足場を掛け、ネットを張って、屋外解体に着手します。

 

 

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三角形の下屋 ( 1階の屋根 ) を解体すると、シャッターが現れました。

推測ですが、おそらくこの家は、以前店舗として使用されていて、

そこから住宅へリノベーションされたように思われます。

 

 

そうすると前回お伝えした鉄骨梁も理解しやすくなってきます。

店舗の広い間口を造るための鉄骨梁と、

その間口を閉じるための間口いっぱいのシャッターです。

 

 

リノベーションで解体すると、通常は目にふれることのない姿が現れ、

その家の成り立ちや経緯、歴史に出会うことがよくあります。

それは、これから始まる建築工事のやり方 ( 施工方法 ) を吟味すると

いうことに直結することでもあります。

 

 

 

blogged by  松山一磨  &  北野千鶴

長岡京市 昭和住宅を『町家へ改造計画!』 vol.2

リノベーションは、解体工事よりスタートです。

 

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屋内の壁、天井、床と工事箇所を順に解体していきます。

リノベーションの解体は、撤去する所としない所が微妙な状況で存在していますので、

重機を使った解体ができません。

時間をかけ、吟味しながら全て手作業で進めていきます。

 

 

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1階の天井の中から、鉄骨梁が現れました!

少し広めのスパン ( 空間 ) のある和室の上部です。

 

 

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外壁内に断熱材が施工されていません。

 

 

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床下の断熱材も有りません。

 

この年代に建築された家では、

床下断熱材はほとんど施工されていませんでしたが、

外壁内の断熱は一般的になりつつあった時期だと思います。

 

 

次回、引き続き解体の様子をお伝えします。

blogged by  松山一磨  &  北野千鶴

下京区荒神町 『蔵』の三層住宅リノベーション Vol.5

いよいよ『蔵』の三層住宅の完成です!!

 

 

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全ての格子に、雨水が直接かからないように庇屋根を取り付けています。

雨が直接かかってしまう格子に比べ、2~3倍以上に耐久性が向上します。

 

万が一、20~30年後に三階や二階の格子桟が腐食して落下した際は、

大惨事となる可能性があります。

 

 

 

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造り付け洗面台

 

 

 

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古いシステムバスからのリフォームです。

壁・床は、ダイノックシートを貼り、水栓・ミラーは、取替えています。

 

 

 

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既製のクローゼットに個性的なクロスを貼り、アイアン取手を施工。

 

 

 

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既存のキッチンをリフォームしました。

 

 

 

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格(ごう)天井は市松張りに仕上げ、変化のあるデザインにまとめました。

 

 

いろいろな素材を使い、既存の建材を活かしたリフォームが可能です。

また私たちは、より安全により永く住める家造りを大切にしています。

 

 

Blogged  by  松山一磨 & 金井章代