『 最近の記事 』

堺妙法寺御手洗いリノベーション vol.2

男女に分かれていなかった狭い空間に男女別々の御手洗いを造り、本堂のお掃除や生花のお手入れに使う大きめのシンクも必要とのこと。
女性側には、便器個室が2箇所と専用の洗面台。
男性側には、便器個室1箇所と別に小便器、更に多目的に使えるシンクが必要です。

なかなかのご要望です。

そのような仕様のご希望に重ねて、一番拘られたことは、そのデザインです。
ここ堺妙法寺は、千利休の師匠である北向道陳の墓碑が残るお寺であり、現在も茶道文化が生き継がれている場所。
デザインは、江戸初期をイメージ出来るもの。茶室をイメージ出来るもの。
またお寺ですので、結界を作る正方形のデザインについてもご注文を頂きました。

工事前の状況

地元の工務店さんへもプランを依頼されていましたが、イメージが違うということで、遠方京都にある弊社のホームページを探されてのご依頼です。
その責任の重さを胸にひしひしと感じながら、工事はスタートしました。

  blogged by 松山一磨 & 疋田まり子

堺妙法寺御手洗いリノベーション vol.1

去年(2021年)9月にお問い合わせを頂いた堺妙法寺様の御手洗いのリノベーションがスタートします。

『御手洗いの工事』というものの、デザイン性と仕様、ゾーニング設計においては、一筋縄ではいかない大変難易度の高い工事です。

概して、ある程度の規模がある方が、設計的にも、施工的にもやり易いということが、現実です。
今回のように、大変狭い空間での工事、増して沢山の要望と制約が内在する工事では、如何に窮屈さや不便さを感じさせない設計と施工が出来るかが最大の争点になります。

   

  工事前の現況図面

   

   

  工事後のプラン図面

   

   

  blogged by 松山一磨 & 掛水梨華

サワフタギ 嬉しいお便りによせて

  

昨年令和3年6月に私がこのblogで呟(つぶや)いた疑問に、ご親切な返信が届いています。

  

2021.6月のblog

  

以前この会社『吟優舎』のお手伝いをしてくださっていた方からのお便りです。
当時彼女もこのblogを担当していて、彼女らしい興味深い記事をいくつも掲載してくれています。
かれこれ5年以上お会い出来ていないのですが、嬉しい限りのお便りです。

私が事務所の前庭に自生した可愛らしい樹木について、
『何の木かお分かりの方いらしたら、ご一報頂けますか?』の問いに、彼女から親切な連絡を頂きました。
さて、彼女によると『サワフタギ』という植物のようです。
日本全国に分布し、山地の沢や湿地などの湿り気のある場所に生育する落葉低木です。

ネット検索資料

比べると確かに、同じ樹木のようです!

有り難うございます。

  

blogged by 松山一磨 & 掛水梨華

堺妙法寺芳名板(ほうめうばん) vol.3

弊社は主に無垢材(山から伐採した材木)を使用し、建築をしています。

『無垢』以外に材木が有るの?と思われるかもしれませんが、現代の日本の建築は、建材といわれる工場で生産されたいわば工業製品としての材料な主流になっています。

『無垢材』には、木目が有り、節も有ります。
同じ木目の材木は、勿論皆無です。天然の材料ですので、その一つ一つに個性が有り、癖が有ります。
その違いを面白いと感じるか、統一性が無くて嫌だと感じるかは、その人の好みかもしれません。

フレームができ、おふだを入れていきます。
おふだは『けんどん式』という方式、襖(ふすま)のように上下にずらしながら嵌(は)め込み、左右にスライドするように設計しています。

私たちの仕事は、これで終了ですが、大仕事が残っています。
ここから住職様が筆で文字を入れていかれます。

とても貴重なお仕事をさせて頂きました。
誠に有り難うございます。

blogged by 松山一磨 & 曽和理恵

堺妙法寺芳名板(ほうめうばん) vol.2

養生と資材搬入が完了し、いよいよ工事スタートです。

現場作業を短縮するために、木材加工は会社作業場で完了しています。

・長さのカット

・組み上げ

・取り付けと固定

・微調整

が、本日の現場作業です。

メンバーは私(松山)以外に、大工2名と管理作業応援の1名の計4名です。

取り付ける位置は、参道真正面の本堂左手です。

186cmと160cmのでこぼこコンビ、上下の支えは完璧です!

フレーム完成です。

実はこのお二人は親子の大工さんです。
こんな風に親子で働くことは40〜50年前までは普通にありましたが、今の時代では大変珍しいことかもしれません。

真剣な眼差しで作業を進めています。

『真剣』である事

私たちの仕事では大切な心構えです。

blogged by 松山一磨 & 曽和理恵