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京都市東山区 『山手の街並みに佇む町家リノベーション』 vol.2

弊社所長と広報担当者、真夏のある日、解体工事現場にやってきました。 今年はとにかく猛暑。少し動くだけでも汗がダラダラ流れるような中、職人たちが解体作業を頑張っています。

ほぼ柱と壁だけになった室内。家の構造がよくわかります。

両サイドには窓がなく、玄関付近に立つと奥の裏庭の景色が目に飛び込んできます。

前回お伝えしたように、もともとは町家の形をしていたこの家。室内には窓がないので、どうしても暗めになってしまうのが町家の特徴です。

そこで今回のリフォームポイントのひとつが「庭に面した窓を景観の中心に据えること」。

窓に面した柱を抜いて、できるだけ窓を広く開口し1枚もののペアガラスを採用します。建具は引き込み式にすることで、最大限に光を取り入れる計画です。

「よく旅館などでお部屋に入ると、部屋は陰影があるけれど庭が明るく見えて素晴らしいですよね。その感動をこちらで再現しようと思うんです」と弊社所長。

玄関を入った時にお庭がパッと目に飛び込んできて、この家の一番のビューポイントになるに違いありません。

そう話しているうちに、職人たちの手作業でバスタブが取り除かれていました。

「お風呂が寒いのは嫌」とおっしゃっていた施主様。新しいバスルームは、断熱材で全体が覆われたシスバスに200Vの浴室暖房器を設置したホーローのタカラスタンダード製。お手入れも楽々です。

また、横長窓が付く予定ですので、裏庭を見ながらのバスタイムがお楽しみいただけることでしょう。

ここでちょっとクイズです。

一体これは何でしょう?

答えは、超強力なエアコン!

工事現場はとても暑いので、頑張る職人たちのために、このように吟優舎のエアコンと冷蔵庫を現場に差し入れしています。

暑い中での作業、ご苦労様です。

blogged by 松山一磨 & 黒川京子