『 最近の記事 』
『蔵』の三層住宅リノベーションの続報です。
今日は工事中の姿をお届けします。
『格子』・・・町家建築で最も特徴的な造作部材です。
〔外観〕






〔内観〕


一軒の建物に複数のスタイルの格子をプランしています。
格子全体のサイズや取付ける位置によって、桟木の太さやピッチのバランスを変えていきます。
日本の『美』は西洋の建築デザインのようにシンメトリーではなく、高低や遠近、大小や強弱というリズムを持っています。
四季により変化する『自然』をモチーフにしていることが、伝統的な『日本の美』『日本のデザイン』の根本にあるように思います。
次回は内部をご案内させて頂きます。
Blogged by 松山 一磨 & 前田直子
2017年11月25日 6:33 PM |
カテゴリー:『蔵』vol.2 |
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『夢あふれる終の住処』の完成をご案内します。
着工から造園まで、1年以上の期間に及んだ大規模リノベーション。
途中いくつもの問題にぶつかりながらも、お客様の温かいご協力のもと、ついに完成することができました。
【 外観 】



【 玄関ホール 】



【 LDK 】




【 主寝室 】


【 書斎 】


この工事は、弊社としても沢山チャレンジのあるものでした。
そのチャレンジを乗り越えてこの完成へ到達できたのは、ひとえに終始温かくまた忍耐を持って接し続けて下さったお客様のお蔭に外なりません。
最後になりましたが、心より深くお礼申し上げます。
誠に有難う御座います。
引き続き末永い御贔屓の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

Brogged by 松山一磨 & 前田直子
2017年10月21日 8:04 PM |
カテゴリー:大原三千院 終の住処 vol.4 |
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前回は、完成時には見えなくなる箇所、耐震構造部や断熱材についてお伝えしました。
今回はデザインに関わる表面的な造作についてご案内していきます。
京都の町家建築のシンボル的な造作
『花台』
丸い彫り込みを9個組み合わせた飾り板のデザイン。
このデザインを有する『花台』は当社施工のものになります!?

同じく京都の町家建築に欠かせない造作
『木格子』
同じ家であっても、その場所ごとに少しづつサイズを変更して、より美しいバランスを心掛けています。


外壁の化粧庇と付柱そして付梁。
外壁の大部分に耐震のための補強パネルを施工し、ほぼ全ての柱が見えなくなっています。
それを補うためのデザイン的造作です。



ご主人様の書斎の造作テーブルと本棚です。
1.8m✕5.9mという細長いスペースの部屋。
既製のデスクでは納まりがしっくりこないので、大工造りでご提案しました。


LDKの上部の天井は、撤去して吹き抜けの勾配天井を造作しました。
天窓から隣接する山の大木と空が望めます。
横に伸びる茶色の梁は、元からこの家に有った古いものです!

さて、次回は建物の完成をご案内致します。
Blogged by 松山一磨 & 前田直子
2017年10月11日 7:05 PM |
カテゴリー:大原三千院 終の住処 vol.3 |
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築年数の浅い3階建ての一般住宅ですが、お客様より「町家風にして欲しい。」というご要望を頂きました。
1階から3階まで総建ちのズドン!?とした建物です。
あれやこれやと検討して、三層建ちの『蔵』をイメージしたプランをご提案しました。
外観は・・・




角地にある家です。
上手に『蔵』をイメージした建築ができたら、見ごたえのあるものになりそうです。
内装は・・・


玄関ホールです。




WC、洗面、浴室。
とても綺麗で、そのままでも十分お住まいになれる状態です。
1階居室。


階段から2階LDK。




まだまだ新しいこの現代のお住まいがどの様に変わるのでしょうか?
次回は工事中の姿をご紹介致します。
Blogged by 松山 一磨 & 前田直子
2017年9月30日 2:50 PM |
カテゴリー:『蔵』vol.1 |
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解体が終わり、内部造作を進めています。
北白川通りからわずか10分の所ですが、冬の大原は、雪も多く、気温もかなり低くなります。
施工可能な場所には、通常よりも性能の良い断熱材を設置しています。
天井の断熱
床の断熱
耐震補強の耐力壁
通常は、耐火石膏ボードで壁面を造作しますが、
耐震補強のため、構造上の主要な場所は、構造用合板で張り固めています。
従来の在来工法では、1本または2本の筋交いで体力壁を造りますが、構造用合板による耐震補強は、その耐力が数段強くなります。
床の下地造作
床は、ダイレクトにフローリングを施工せず、12mmの構造用合板で一旦下地を造作してからフローリングを施工します。
12mmの下地構造用合板と15mmのフローリング、合わせて27mmの厚みになります。
引き続き、大原三千院 『夢あふれる 終の住処(ついのすみか)』
ご案内して参ります。
ご期待ください。
2016年7月21日 5:29 PM |
カテゴリー:B◎ 古民家, Ba. 和風, 大原三千院 終の住処 vol.2 |
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